「だがクラスメイトに絡まれ 敗北…」『喧嘩独学』が2024年4月よりTVアニメ化決定!続々アニメ化が続くWebtoon作品たち

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LINE Digital Frontier株式会社が運営する電子コミックサービス「LINEマンガ」のオリジナル作品『喧嘩独学』(原作:PTJ cartoon company・作画:金正賢)が、2024年4月よりTVアニメ化することが決定した。

©PTJ cartoon company・金正賢/LDF・喧嘩独学製作委員会
©PTJ cartoon company・金正賢/LDF・喧嘩独学製作委員会

だがクラスメイトに絡まれ 敗北… あの有名なネットミームが、ついにアニメ化へ

「だがクラスメイトに絡まれ 敗北…」とは、一時期SNS上での広告に表れた『喧嘩独学』のキャッチコピー。主人公と思われる貧弱な男性が不良に挑み、あえなく敗北して倒れてしまう即落ち2コマ感が話題を呼んだ。
※マンガ内では第8話に描かれている

相手を一方的に敗北させる画像として、「だが幻影旅団団長に絡み 敗北」(HUNTER×HUNTER)、「だが卑しか女に絡まれ敗北…」(アイドルマスターシャイニーカラーズ)などあらゆる改変が行われた。

少々ネタっぽく書いたが、本作の閲覧数は国内累計閲覧数4.6億回、グローバルの累計閲覧数が20億回を超える大ヒットマンガ。「LINEマンガ」のオリジナルwebtoon作品の中でも代表的な作品である。

貧乏で力も弱い主人公・志村光太が、秘密の動画チャンネルで“喧嘩を独学”しながら、喧嘩をテーマとした動画配信でスクールカーストをひっくり返す姿を描いたバトル・アクション物語。第25回⽂化庁メディア芸術祭・マンガ部門では「審査委員会推薦作品」に選出され、「アニメ化してほしい『LINEマンガ』オリジナル作品ランキング(男性篇)」でも第1位を記録するなど、高い人気からアニメ化も切望されていた。

そして、TVアニメ化の発表と合わせて、ティザービジュアルとティザーPVも解禁となった。

「LINEマンガ」ではアニメ化を記念し、無料話の増量やギフト券の配布などで『喧嘩独学』をお得に読めるキャンペーンを期間限定で実施中。Amazonギフトカードのプレゼント企画も実施しているので、詳しい内容は以下リリースをぜひ参照にしてほしい。原作ファンにとっては嬉しい特典ばかりだ。

リリース情報LINEマンガSNS

以下は、原作・T.Jun/作画・金正賢のコメント

【原作・T.Jun コメント】

「『喧嘩を配信してお金が稼げる』とひ弱な俺が言われたら、果たしてやるだろうか?」という10年前の妄想がこのようにアニメになって世の中に披露されるとは想像もしていませんでした。一緒に頑張ってくれたスタッフと関係者の皆様、そして『喧嘩独学』を応援してくださった読者の皆さんに感謝します。
TVアニメ「喧嘩独学」も皆様の応援とご視聴、よろしくお願いします。ありがとうございます!

【作画・金正賢 コメント】

初めまして。『喧嘩独学』の作画を担当した金正賢です。
自分の手で生み出したキャラクターたちが、まるで生きているかのように目の前で動くなんて、本当に胸が高鳴る経験になると思います。
このような興奮をぜひ読者の皆さんにも感じていただけると嬉しいです。いつも皆さんの幸せを祈っています!

「喧嘩独学」作品概要

フジテレビ「+Ultra」(※)にて4月放送開始。
※+Ultra:「海外にアニメカルチャーを広げたい」というコンセプトのもと、フジテレビ、クランチロール、スロウカーブの3社がタッグを組み、全世界に向けて発信しているフジテレビの深夜アニメ枠。

【イントロダクション】

全世界で閲覧数100億回(※)越えの『外見至上主義』T.Junが手がける、最弱高校生が動画配信者として成り上がる人生を描いた『喧嘩独学』が遂にアニメ化!!
母親の入院費を稼ぐため貧乏生活を送る、スクールカースト最底辺の高校生・志村光太。
学校では不良のハマケンからゴミのように扱われ、負け組人生に日々絶望していた。
そんなある日、クラスメイトのカネゴンと殴り合う様子が誤って全世界へ生配信!?
底辺同士のイタすぎる喧嘩動画は瞬く間に広がり、一晩でまさかの1000万再生を突破!!!

再生数が金になることを知った光太が噛みつく相手は不良に、ヤンキーに、プロ格闘家とエスカレートしていき…

プロのいじめられっ子、反撃開始───ッ!!!

【スタッフ】

原作:PTJ cartoon company 
作画:金正賢(「LINEマンガ」連載)
監督:菱田正和
シリーズ構成:大野敏哉
キャラクターデザイン:宮﨑里美
音楽:やまだ豊
アニメーション制作:オクルトノボル
プロデュース:スロウカーブ

【TVアニメ 放送情報】
フジテレビ「+Ultra」にて2024年4月放送開始

【WEB】
公式ホームページ:http://kenkadokugaku.com
公式X(旧Twitter):http://twitter.com/kenkadokugaku_A/

【原作webtoon『喧嘩独学』作品紹介】

原作:PTJ cartoon company
作画:金正賢
配信情報:毎週土曜更新
URL:https://lin.ee/pyMiAsl/pnjo

盛り上がりを見せる、Webtoon業界

本作の配信媒体である「LINEマンガ」は2013年に国内でサービスを開始し、グローバルでの月間利用者数8,500万、累計ダウンロード数2億超と、ひと月の流通額が100億円を超える。Webtoon市場で世界1位の規模を誇るプラットフォームサービスの連合体 “WEBTOON Worldwide Service”の一員として日本市場で展開している。

今回アニメ化が決定した『喧嘩独学』のように、2024年1月から放送が開始されたアニメ『俺だけレベルアップな件』や、Netflixで世界的にヒットした『梨泰院クラス』もWebtoon作品だ。

Webtoonとはスマートデバイスでの閲覧に適した、上から下に読み進める縦スクロール形式でカラーのデジタルコミックで、元々は韓国が発祥。web(ウェブ)とcartoon(カートゥーン)を合わせた造語で、中国や東南アジアなどでも広く受け入れられており、市場規模は拡大し続けている。成長スピードはすさまじく、一説には5年後に4兆円市場が出来上がるともいわれている。

従来の横型マンガと違い、基本は「Web」が基本。スマホで見ることが前提として作られており、デジタルデバイスの発展と共に右肩上がりで成長している。本ではなくWeb主体ゆえに、コマによってはアニメチックに動かしたり、音声をくわえて臨場感を与えることも可能だ。

また作り方も従来の漫画作品とは少し毛色が変わる。キャラクターやストーリーという普遍的な部分はありつつ、Webtoonは「オールカラーページ」が基本だ。ゆえに個人作家がひたすらネームを描き、アシスタントがペン入れをし…というった工程が従来だとすれば、Webtoonはアニメ制作のようにネームや線画、着彩を完全分業で制作するケースが多い。

マンガの新たな表現方法を生み出したWebtoonは、日本市場に今後どんな影響を与えるのか。業界にも今後注目していきたい。

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