TikTok、NAFCAと連携しアニメ産業の持続的発展を支援する取り組みを開始

アニメ

■要点は?
・TikTokを運営するBytedance株式会社が、一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)をはじめとするアニメ業界と連携し、業界全体の活性化を支援する取り組みを開始

・日本アニメ産業は市場規模が史上最高値を記録する一方、アニメーターの人材不足や育成システムの薄弱性などの課題に直面しており、持続的発展が危機にさらされている。

・TikTokは、NAFCAが進めるアニメーター育成のための「アニメータースキル検定」の支援、アニメ制作スタジオの魅力を伝える動画の発信、クリエイティブなアニメーターの仕事の楽しさを伝えるTikTok LIVE配信などのサポートを通じ、アニメ産業の持続的発展を支援していく。

ショートムービープラットフォーム「TikTok」を運営するBytedance株式会社は、一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(以下:NAFCA)をはじめとする、アニメ業界と連携し、業界全体のさらなる活性化を支援する取り組みを開始することを発表した。

日本動画協会によれば、2022年の日本のアニメ産業市場は2兆9,277億円(前年比106.8%)を記録。2023年12月14日発行 一般社団法人日本動画協会「アニメ産業レポート2023」によれば、この値は史上最高値の市場規模となっている。 日本アニメは海外でも人気を博す日本文化の一つとして最大規模の産業になっている一方で、業界を支えるアニメーターの人材不足や、育成システムの薄弱性などの課題が多く存在しており、日本を代表する文化となったアニメ産業の持続的発展が危機にさらされている現状がある。

NAFCAはこれに対し、待遇改善のみを掲げるのではなく、経営側と制作側が互いの事情を理解し、責任を自覚しそれぞれの知恵で、蓄積した澱みを解消し大きなゴールをめざすことを目標にしている。
人材育成事業においては、アニメータースキル検定の資格試験の実施、アニメアーカイブ事業ではセル画や紙による中間素材を、かつての浮世絵のように散逸させないよう、 国に協力と支援の要望を提出するなど、その他イベント事業を含めると展開も幅広い。

対してTikTokはこれまでも、新型コロナウイルス感染症拡大により中止になった花火大会をTikTokでオンライン開催したり、公益社団法人能楽協会と連携して、若年層を中心とした能楽の人気向上に取り組むなど、日本の伝統文化の活性化に貢献してきた。今回は“日本を代表する現代文化”であるアニメ文化の発展を支援する取り組みとして、TikTok JapanからNAFCAへの寄付をはじめとした、アニメ業界への支援を開始するという。

具体的には、NAFCAが進めるアニメーター育成のための「アニメータースキル検定」の支援、アニメ制作スタジオの魅力を伝える動画の発信、クリエイティブなアニメーターの仕事の楽しさを伝えるTikTok LIVE配信などのサポートを通じ、アニメ産業の持続的発展を支援していくという。

※以下、それぞれのコメントを原文ままで記載

◾️一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟 代表理事 植田益朗 コメント

このたび、TikTok様より、アニメ業界の人材育成の一助となるようにと弊連盟で計画中の「アニメータースキル検定」の趣旨にご賛同をいただき、ご協賛いただける事となり、大変感謝しております。今後TikTok上で、「アニメータースキル検定」についてや、クリエイター参加のワンポイントレッスンなどの発信も展開して行く予定です。また、弊連盟へのご協賛以外にも、今後アニメ業界全般へのサポートも計画中との事、アニメスタジオ様のご協力を得てクリエイターの作業風景、業種の説明など、若年層をはじめとする多くの方々にアニメ業界に興味を持ってもらい、今後の人材確保、育成にもご協力頂けるとのお話をお聞きし、大変心強い限りです。TikTok様とのコラボレーションも含め、弊連盟も業界全体と連携しながら更に活動を充実させてまいります。

◾️TikTok Japan ゼネラルマネージャー 佐藤陽一 コメント

この度、NAFCA様とのパートナーシップをはじめ、アニメ業界の持続的発展のためにTikTokが貢献できることをとても嬉しく思います。ショートムービーを通じて国内外のユーザーを繋ぎ、クリエイティブで楽しい体験を提供するTikTokの特長を活かして、アニメ制作の魅力を新たな角度からより多くの方にお届けできると確信しています。今後、アニメ業界の皆さまと広く連携しながら、様々な支援を実施し、魅力の発信をしていく予定です。どうぞご期待ください。

■参照リンク
・日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA):https://nafca.jp/
・TikTok:https://www.tiktok.com/ja-JP/
・リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001032.000030435.html

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